「EmDashはサーバーレスだと聞いたけれど、データはどこに保存されているの?」という疑問をよく聞きます。答えは、Cloudflareが提供する「D1」と「R2」という2つのサービスです。この記事では、専門用語を避けながら、それぞれの役割と、従来型のレンタルサーバーとの違いを解説します。
D1とは(エッジデータベース)
D1は、記事のタイトルや本文、公開日時といった「構造化されたデータ」を保存するデータベースです。WordPressでいうMySQLデータベースに近い役割ですが、大きな違いは「世界中のCloudflareのエッジ拠点に分散配置される」という点です。ユーザーに近い拠点からデータが読み出されるため、地理的に離れたユーザーからのアクセスでも高速に応答できます。
R2とは(オブジェクトストレージ)
R2は、画像や動画といった「ファイル」を保存するストレージサービスです。EmDashにアップロードした画像は、このR2に保存され、Cloudflareのエッジネットワークを通じて配信されます。R2の大きな特徴は「データ転送量(Egress)に対する費用がかからない」という料金体系で、アクセスが増えても配信コストが青天井に膨らみにくい仕組みになっています。
なぜこの組み合わせがコスト・速度に効くのか
従来のレンタルサーバーは「常に1台のサーバーを起動し続ける」課金モデルが一般的で、アクセスがない深夜帯でも同じ料金が発生します。一方D1・R2は、実際に処理が発生した分だけ課金される従量課金モデルです。コーポレートサイトのように アクセスが集中しないサイトであれば、月間コストが数十円〜無料枠の範囲に収まることも珍しくありません。
また、データとファイルが世界中の拠点に分散配置されているため、「日本のサーバー1台に全世界からのアクセスが集中する」構造的なボトルネックが発生しにくく、これが表示速度の速さにも直結しています。
まとめ
D1(データベース)とR2(ストレージ)は、EmDashの「速い」「安い」を支える裏方です。難しい設定をしなくても、コンテンツを作成・画像をアップロードするだけで、この仕組みの恩恵を自動的に受けられるようになっています。
